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寡黙なミャクミャクに単独取材 「万博でみんなと会いたい」乳首ドリルも覚えギャグ披露

産経ニュース 2025年2月6日 12時0分

4月に開幕する大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が産経新聞の取材に応じ、「万博会場でたくさんのみんなに会いたい」と答え、開幕への期待をにじませた。ミャクミャクが自らの言葉で新聞社のインタビューに答えるのは初めて。課題とされている入場券販売の売れ行きについては、「きっと大丈夫」と自信をのぞかせた。

人間の言葉理解してやりとり

ミャクミャクはもともとは言葉を発しないことになっていたが、昨年4月の開幕1年前イベントで「こんにちは」と初めて話す動画が公開され、以後はたびたびかわいらしい声を披露している。

インタビューは万博会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)近くの施設で実施。ミャクミャクは人間の言葉を理解して自らの考えをある程度話すことができるものの、多弁ではない。このため、万博を運営する日本国際博覧会協会の職員を交えてやり取りを行った。

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする万博に向けて、「わくわく、ドキドキしています」と回答。これまでにたくさんの目で人間の様子をみてきて、「全てのいのちがキラキラと輝いている未来社会がみえてきた」という。

万博を巡っては入場券の販売促進や海外パビリオンの建設の遅れなどの懸念もあるが、いずれも「大丈夫」だとし、「これからできあがる会場の様子も含めて全部が楽しみ」と語った。

ミャクミャクはからだの赤い部分は「細胞」を、青い部分は「水」をイメージしている。愛称は約3万3千通の応募の中から選ばれ、2022年7月に発表された。

好きな言葉は「全てのいのちが友達」

ミャクミャクのインタビューでの主なやり取りは次の通り。

--24年は万博のPRに奔走した

「がんばってきた。全部がいい思い出だよ」

--6月に出演した吉本新喜劇で披露したギャグを

「乳首ドリルすな」「ドリルせんのか~い」(※座長を務める吉田裕さんのギャグ)

--ギャグはどうやって覚えた

「吉本新喜劇に出演することが決まったので勉強したよ」

--なぜ人間の言葉を発するように

「みんなとお話がしたくなって、言葉を覚えた」

--好きな言葉は

「全てのいのちが友達」

--万博には多くの外国人も来る

「外国語のあいさつも覚えてたくさんの外国人と触れ合いたい」

--特技に「色々な形に姿を変えらえること」をあげているが、人間の姿をしている理由は

「みんながかわいいと言ってくれるから。今の姿を気に入っているよ」

--来場への呼びかけを

「全てがわくわく、ドキドキの万博です。たくさんのみんなと会えるのが楽しみ。会場で待っています」(聞き手 井上浩平)

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