鮮魚専門店チェーン「角上魚類」の大宮店(さいたま市)で13日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興応援を目的に「常磐もの」と呼ばれる福島県産の魚介を販売する「発見!ふくしまフェア」が始まった。14日まで。
フェアは東京電力ホールディングスが協力し、福島県産の魚介のおいしさや安全性を知ってもらうことで、消費拡大や風評払拭につなげようと企画された。
売り場には、水揚げされたばかりの新鮮なマダイやカレイ、アナゴ、ホウボウなど約20種類の鮮魚がずらり。所沢市内の居酒屋で提供する魚を仕入れにきた男性(51)はオコゼを購入し、「これほど大きなオコゼはめったに買えない。魚を見れば、福島がよい漁場だと分かる」と話した。
同店の高嶋庸介店長は「一つの産地でこれほどたくさんの種類の魚が並ぶのは福島だからこそ。どれもピチピチで鮮度もいいので、ぜひこの機会においしさを知ってほしい」。同社は20、21日にも越谷店(埼玉県越谷市)でフェアを実施する。