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皇室利用のJR畝傍駅駅舎、民間活用へ補正予算 奈良・橿原市

産経ニュース 2024年8月29日 20時0分

奈良県橿原市は29日、昭和15年の皇紀2600年に合わせて建設されたJR畝傍(うねび)駅について、駅舎の耐震診断や民間活用に向けて4200万円を令和6年度一般会計補正予算案に債務負担行為として計上すると発表した。市は10月まで民間事業者を対象に活用案を募集しており、年内に事業者を選定する。

駅舎はかつて、皇室が神武天皇陵を参拝する際に利用され、休息用の貴賓室も当時の状態で残されている。市はJR西日本から無償譲渡を受ける予定で、にぎわいの拠点として整備する方針。

亀田忠彦市長は同日の会見で「無償譲渡はいったん断った経緯があるが、貴賓室を含めた駅舎の重要性は以前から認識しており、壊すという考えはなかった。駅舎の魅力を生かしたすばらしいアイデアが寄せられることを期待している」と話した。

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