正月飾りを焼いて1年間の無病息災や家内安全などを願う伝統行事「どんど焼き」が12日、和歌山県高野町の高野山大師教会大講堂前の広場で行われた。
毎年この時期に行われている。地元の「ボーイスカウト伊都第1団」の団員や役員ら約40人が早朝に集まり、前日までの雪が残り冷え込みが厳しい中で、出発式のあと、山内の寺院や各家庭などを回って正月飾りを集めた。
午後、集められた正月飾りが井の字の形をした炉に積まれ、祈願祭が行われたあと火がつけられた。読経が響く中、勢いよく炎があがり、訪れた参拝者たちも静かに見守っていた。