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実際の特殊詐欺で使われた音声や画面を体験 東京・京橋のポリスミュージアムで対策展

産経ニュース 2024年8月20日 17時29分

東京都中央区京橋のポリスミュージアム6階で、20日から「親子で学べる特殊詐欺対策展」が始まった。実際の特殊詐欺犯の電話の音声を聞くといった体験を通じ、全世代が特殊詐欺への理解を深め、被害を減らすことを目的としている。

対策展では、オレオレ詐欺や還付金詐欺の手口などをパネル形式で紹介。訪れた親子らは、用意されたプリントの穴埋め問題を解きながら、手口を学んでいた。

また、特殊詐欺グループが実際にかけた電話の音声を聞いたり、パソコン上にウイルスに感染したと虚偽の警告をして復旧費用などを請求する「サポート詐欺」画面を見たりできるタブレット端末も設置。約1~3分間のさまざまな特殊詐欺の音声や映像をリアルに体験し、事件の手口を正確に知ることができる。

大田区から父親と訪れた小学1年の女子児童(7)は「(犯人が)いろんな人に化けたり、声を変えたりしていると分かって面白かった」と語った。

警視庁特殊詐欺対策本部の岩田利幸対策官は「より多くの方々に被害実態や手口、未然防止対策を学んでいただきたい」と話した。

対策展は9月1日まで(26日は休館)。開館時間は午前9時半~午後4時(最終入館は午後3時半まで)。入館無料。

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