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千葉県内で橋名板の盗難急増 早くも前年度の3倍の被害額 印旛沼周辺エリア目立つ

産経ニュース 2024年6月22日 16時39分

千葉県内で橋の名前を示すために設置されたブロンズ製などの橋名板が盗難にあうケースが令和6年度に入り、急増している。県によると、県道にかかる橋だけでも計10本の計26カ所で被害が確認されている。被害総額は約115万円で5年度の約3倍だ。県は印旛沼周辺に盗難箇所が多いと分析し、警戒を強める。

県によると、4年度は被害が確認されていなかったという。5年度は昨年12月、2本の橋で6枚が盗まれた。今年度に入り、被害が広がった。

4月22~23日に15枚、26日には7枚が立て続けに盗まれ、今月12日には柏市布瀬の県道にかかる橋でブロンズ製の4枚が盗まれたことが確認された。

県は、盗難場所は印旛沼周辺エリアが多いとみている。辺りの上下線の橋名板を毎月最低2回ずつパトロールしたり、盗難防止のために橋名板を固定するボルトの回りを溶接し、外しにくくする措置を取っている。

県の担当者は「金属部品の価格が高騰するなか、グレーチング(金属製の組み込み型のふた)などにも被害が出ている。被害が収束するよう、買い取り業者側にも厳しく目を向け、さらに警戒を強める」と語る。

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