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パンダ命名者1万人は入園無料 和歌山・アドベンチャーワールド

産経ニュース 2024年9月10日 19時13分

和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド(AW)」は、施設内で生まれた13頭のジャイアントパンダの命名者の入園料を無料とする取り組みを始めた。13頭は名前を公募で決めており、名前が採用された延べ1万42人を対象に来年2月28日まで続ける。

この13頭を含めAWで16頭の子宝に恵まれた雄の永明(えいめい)(31歳)は、平成6年に中国から来園。その際にスタートしたパンダの日中共同繁殖研究が今月、30年を迎えたことを記念して実施することにした。永明の子供はすべて名前に「浜」の文字が使われ、ファミリーは「浜家」として親しまれている。永明は昨年2月、中国に帰った。

13頭は、雄の幸浜(こうひん)(19歳、平成22年に中国へ)▽双子で雌の愛浜(あいひん)と雄の明浜(めいひん)(17歳、24年に中国へ)▽双子で雌の梅浜(めいひん)と雄の永浜(えいひん)(15歳、25年に中国へ)▽双子で雄の海浜(かいひん)と雌の陽浜(ようひん)(14歳、29年に中国へ)▽雌の優(ゆう)浜(ひん)(12歳、29年に中国へ)▽双子の姉妹の桜(おう)浜(ひん)と桃(とう)浜(ひん)(9歳、昨年中国へ)▽雌の結(ゆい)浜(ひん)(7歳)▽雌の彩(さい)浜(ひん)(6歳)▽雌の楓(ふう)浜(ひん)(3歳)。

13頭の名前の応募者数は延べ約57万人で、命名者は1頭(双子は2頭)あたり数百人から約2700人。命名者に送付している「命名カード」と身分証を窓口で提示すれば入園料が無料となる。

AWには現在、結浜、彩浜、楓浜と、10頭の母親の良浜(らうひん)(24歳)の雌4頭が暮らす。広報担当者は「命名していただいた方々に感謝している。今後もパンダ家族を見守ってほしい」と話している。

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