インドの料理や文化を堪能できる広島初のインドの祭典「広島インディアメーラー」が1日、広島市中区のひろしまゲートパーク大屋根広場で始まった。2日まで。
本格グルメのほか、音楽やインド舞踊などのパフォーマンスを楽しめる。労働力不足に悩む業界を対象としたインド人材の紹介ブースもある。
セレモニーには、チャンドル・アッパル在大阪・神戸インド総領事らが出席。インドと40年余りの交流を持つ広島日印協会副会長で、画家の高山博子さんは「食や文化を通じて魅力に触れてほしい」とあいさつした。
南インド舞踊を鑑賞した広島市南区の無職、内沖千保子さん(81)は「インドの色彩が美しい。異文化を感じられる」と笑顔だった。
広島市で令和5年に開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)の拡大会合にインドが出席した際の交流が縁で昨年、平和や文化、経済分野でインドと交流する同協会が発足。官民での連携が進む。(矢田幸己)