東京都江東区有明の東京ビッグサイト東ホールで29日に開幕した「第11回 町工場見本市2025」(主催・葛飾区、東京商工会議所葛飾支部、運営・産経新聞社)。2日目となる30日も多くの来場者でにぎわった。
注目を集めていたのは、葛飾区内の中小企業4社(カインズ、ラヤマパック、中野製作所、ミヨシ)と東京理科大、葛飾区が「産学公連携」により開発を進めている〝知的な〟筋力トレーニングマシンの試作機。
同大の橋本卓弥准教授は「プレートを付け替えて荷重を調整する従来型とは違い、試作機はモーターで負荷を設定できる。将来的には筋力データを自動解析し、アスリートから高齢者まで能力や目的に応じて最適なメニューを提供できるようにする予定」と話した。
介護サービス事業の展開を考えているという来場者の山本瑞洲さん(43)は「高齢者が日々のリハビリやトレーニングの効果を数値化できるのであれば宣伝しやすい」と試作機に興味津々だった。
会期は31日まで。入場は無料。ウェブでの事前来場登録を推奨。