ラーム・エマニュエル駐日米国大使は12日、新幹線乗車60回達成をX(旧ツイッター)で報告した。大の鉄道ファンとして知られるエマニュエル氏は来年1月のトランプ氏の大統領就任に伴い退任することになっており、いい思い出になったようだ。
エマニュエル氏は同日、大阪府の吉村洋文知事との会談などのため東海道新幹線で東京―新大阪を往復。「ついに60回達成です! 新幹線で数千キロを旅したこの3年間。開業60周年という節目に、私自身の乗車記録も『還暦』を迎えました」と英語で投稿した。
大使館職員が書いたとみられる日本語の投稿には「#鉄オタ大使」のハッシュタグが付けられた。これまでに、テレビ番組の収録で点検用車両「ドクターイエロー」に乗ったほか、リニア中央新幹線の試験車両にも試乗。阪急電車に乗って「Hankyu very much」と投稿したこともある。
エマニュエル氏は民主党の下院議員やオバマ政権の大統領首席補佐官、シカゴ市長を経て、令和3年12月から駐日大使を務めている。退任後に民主党全国委員会の委員長への立候補を検討しているとの報道があったが、本人は離日時期を明らかにしておらず、トランプ氏も次期駐日大使をまだ発表していない。