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話題の「巨大ロボット展」、水曜・金曜は夜間鑑賞も

産経ニュース 2024年8月6日 7時30分

日本のアニメーションにおける巨大ロボットの表現の変遷をたどる展覧会「日本の巨大ロボット群像―鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫―」(産経新聞社ほか主催)が京都市中京区の京都文化博物館で開かれている。水曜と金曜は午後8時半まで開館しており、ゆったり鑑賞したいファンにはおすすめだ。9月1日まで。

「鉄人28号」に始まり、「マジンガーZ」「ゲッターロボ」など、1970年代の作品群で搭乗・強化・合体・変形などのギミック(仕掛け)が導入され、「機動戦士ガンダム」の登場で80年代に兵器としての側面に焦点が当たる―。そんな〝進化〟の過程を豊富な図版とパネル展示で振り返る。

見どころの一つが実物大(全長18メートル)のガンダムがプリントされた展示室の床面。上を自由に歩いて大きさを体感できる。一部の展示を除いて、写真撮影も可能だ。

展覧会グッズも人気を集めている。外国人観光客にも好評なのが、「鉄人28号」や「超電磁ロボ コン・バトラーV」などがプリントされたオリジナルTシャツ。「復刻版 太陽の勇者 ファイバード」などのプラモデルも豊富に取りそろえ、親子でじっくり吟味するほほえましい姿も。ロボットの完成イラストだけでなく、合体・変形時のデッサンや下絵まで掲載された「図録」や、福岡の人気お土産「めんべい」とのコラボ商品も売れ行き好調だ。

近くの職場から仕事帰りに訪れた大津市の会社員、郷司(ごうじ)明彦さん(52)は「夜間開館時を狙ってきた。平日の夜は土日よりもすいているので、じっくり見られるのがいい」と話していた。

午前10時~午後6時、水曜と金曜は午後8時半まで(入場は閉館30分前まで)。月曜休館(8月12日は開館、翌13日は休館)。詳しくは京都展公式WEBページ。

8月14、23日に夜間開館特別企画

夜間開館の特別企画として、14日午後6時から同館の別館ホールで座談会「プロと〝観る〟アニメ UI(ユーザーインターフェース)研究者と語るロボットアニメ」が開催される。ロボットアニメを工学の専門家が見たとき、どこを見て何を考えているのか-。UI研究者から見たロボットアニメについて語る。

また、23日の午後6時から学芸員が展覧会場で解説ツアーを実施する。

いずれも参加無料(ただし入場券か半券が必要)。事前申し込み不要。問い合わせは同館(075・222・0888)。

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