先の大戦の戦没者を慰霊しようと、国内各宗派の僧侶らが14日、東京都千代田区の靖国神社と千鳥ケ淵戦没者墓苑で法要を執り行った。
法要は、世界連邦日本仏教徒協議会(横浜市)と関西宗教懇話会(大阪市)が共催し、今年で10回目。天台宗や真言宗など仏教・神道7宗派11団体から、50人を超える関係者らが集まった。神社拝殿で行われた法要では、般若心経を唱えて犠牲者の冥福を祈った後、僧侶らが本殿を参拝して玉串をささげた。
導師を務めた真言宗の神護寺貫主、谷内弘照さんは10回目の開催という節目を迎えたことに触れ、「各宗派や神道の方を交えてお参りができてありがたいし、非常に厳かな気持ちになった。法要を継続していくことが大切だ」と述べた。