「有田みかん」を広くアピールする今年度の「有田みかん大使」と「有田みかん王子」計8人が決まり、9日、和歌山県有田市で任命式が行われた。来年3月末まで約7カ月、全国のイベントやSNSなどで魅力の発信を行う。
JAありだなどでつくる「JAありだ共選協議会」が任命した。大使は6人で、今年度応募のあった19人から新たに選ばれた奥西愛美さん（24）▽薩摩彩さん（21）▽高田華鈴さん（21）－の3人と、昨年度から引き続き務める泉夢乃さん（23）▽田中瑞歩さん（22）▽向麗衣さん（22）－の3人。昨年初めて任命された王子は、引き続き村松健太さん（24）、吉村幸真さん（24）の2人が担う。
任命式には8人のうち7人が出席。JAありだ組合長の森田耕司・共選協議会長が委嘱状を手渡した。奥西さんは「ミカンの花は『愛らしさ』、実は『美しさ』を表す花言葉で、私の名前はゆかりがある。有田みかんと笑顔を届けたい」、薩摩さんは「子供のころから親しんできた有田みかんを広める活動にわくわくしている。栽培や販売に関わる人の思いも伝えていきたい」、高田さんは「大使の合格通知を受けたときも有田みかんを食べていた。特技の食レポなどを通じて有田みかんファンを増やしたい」と話した。