アジア最大級の熱気球大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が10月31日、佐賀市の嘉瀬川河川敷で開幕した。大会の組織委員会は同日、大雨の影響で会場が冠水する恐れがあるとして、11月1日から4日までの全日程で出店やイベントを中止することを決めた。バルーンの競技飛行については1日と2日は中止とし、3日と4日は実施できるかどうか協議するとしている。
向きや速度の異なる風の層が何層も重なる佐賀平野上空は、日本でも屈指の競技エリア。各国のパイロットが風の向きや強さを読んで気球の高度を調整し、設定された目標地点にどこまで近づけるかを競う。今大会は15カ国・地域からパイロットが集まり、計127機の熱気球が参加する。期間中は計約80万人の来場を見込んでいた。