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「不審な動きにもすぐ気づける」 盗撮被害防止へ、駅エスカレーターに広範囲に映る鏡を設置 

産経ニュース 2024年8月20日 18時30分

エスカレーターでの盗撮被害を防ごうと、大阪府警曽根崎署は阪急電鉄などと協力し、阪急大阪梅田駅のエスカレーターに特殊な鏡を設置した。

鏡は「コミー」(埼玉県川口市)が開発。縦約50センチ、横約30センチで、特殊な加工がされている。上りエスカレーター横に設置した場合、利用客からは普通の鏡よりも後方が広角に見え、不審な動きに気付きやすくなる仕組みだ。

同署は大阪モード学園(大阪市北区)の学生から啓発ポスターのデザインを募集し、26作品の中から投票で優秀作品を選出。選ばれたポスターとともに、鏡を同駅の上りエスカレーター横に設置した。同署によると、管内での盗撮被害は夏が春に比べて倍以上多く、約4割がエスカレーターで発生しているという。

ポスターをデザインした同学園グラフィック学科2年の本川優菜さん(20)は「女性への注意喚起はもちろん、加害者も見られていると気付くきっかけになれば。鏡も目が行くと思うので、効果に期待している」と話した。

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