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サバイバルゲームで社員の結束を 大阪の遊園地「ひらパー」が企業向け研修プランを開発

産経ニュース 2025年2月12日 17時50分

京阪沿線の遊園地として知られる大阪府枚方市の「ひらかたパーク」は、赤外線装置を使ったサバイバルゲームを園内で実施することを柱とした企業や学校向け研修プランの販売を始めた。組織力やチームワークなどを高めてもらいたい考えで、主な顧客層とされる家族や知人同士などに加え、大型の団体客を取り込む狙いもある。

「遊ぶ」だけでなく「学ぶ」ことができる新しい体験を提供しようと、エンタメ研修を手掛ける合同会社「キャリアボンド」(大阪市阿倍野区)と同園が共同で開発。「ひらパーサバゲー研修プラン」と銘打ったサービスを始めた。

サバイバルゲームでは、エアソフトガンを用いてプラスチック製の弾を撃ち合うのが一般的だが、ひらパーのサバゲープランでは、エアソフトガンの代わりに赤外線銃を用いて陣地を奪い合う。本来のスリリングさは残しながら、初心者でも安全に楽しく研修できるよう工夫した。

2月上旬に開催された報道陣向けの内覧会では、旅行会社の社員ら14人が実際に体験した。段ボールなどの障壁が設置された園内で7人ずつ2チームに分かれて対戦。赤外線を当てて倒しながら、相手チームの陣地にフラッグを立てると勝ちという流れだった。

どこから攻めるのか、といった状況判断や、味方同士の意思疎通が勝敗に大きく影響するため、判断力や組織力の向上などが期待される。

体験した男性は「半日でこんなに結束力が高まるとは思わなかった」。別の女性は「瞬時に判断し、分かりやすく伝えることの大切さを学んだ」と話す。

サバゲー研修は中学生以上が対象で、主に企業や学校などの利用を想定。終了後にバーベキューを楽しむこともできる。参加人数は6~20人。料金は入園料・昼食代込みで1人1万6500円(税込み)。予約や問い合わせなどは同園公式サイトから。(平岩咲来)

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