地域社会の第一線で県民の生命や暮らしを守る警察官を表彰する「第68回長野県民の警察官」表彰式(主催・長野放送、後援・産経新聞社ほか)が19日、長野市のNBSホールで行われた。関係者が祝福する中、受章した飯田警察署平谷村駐在所主任の鎌倉光久巡査部長(58)=地域部門=と、捜査第一課検視官室係長の丸山克博警部補(55)=専務部門=の胸に「県民の警察官章」が輝いた。
表彰式では、鎌倉巡査部長と妻の絵理子さん(56)、丸山警部補と妻のみどりさん(56)の4人が、県警音楽隊のファンファーレと盛大な拍手に迎えられて登壇した。
主催者を代表し長野放送の外山衆司社長は「鎌倉巡査部長と丸山警部補におかれては、今後も日々の仕事に邁進されるとともに、後輩職員の良き模範となってもらいたい」とあいさつ。続いて、銀と深紅に光る「県民の警察官章」が鎌倉巡査部長と丸山警部補に贈られると、会場は大きな拍手に包まれた。
阿部守一知事の代理で出席した長野県の直江崇県民文化部長は「これまで昼夜を分かたず長野県の治安維持に粉骨砕身して尽くしてこられたことに対し改めて敬意と感謝を申し上げる」と知事の祝辞を代読し、鎌倉巡査部長と丸山警部補をたたえた。
鈴木達也県警本部長は「受章は2人はもとより、県警察の全職員にとっても大きな励みとなるもの。私を含め県警察の一人一人が表彰に込められた思いをしっかり受け止め、日本一安全・安心な信州の実現に全力を尽くしてまいります」と述べた。露木康浩警察庁長官、大橋一夫関東管区警察局長からも激励メッセージが寄せられた。
最後に受章者を代表して鎌倉巡査部長が「これからも県民の皆さまの期待と信頼に応えるべく、日本一安全で安心な信州を目指して、より一層職務に取り組んでまいりたいと決意を新たにしております」と謝辞を述べた。