世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録２０周年を記念し、和歌山県那智勝浦町は、世界遺産の町内４社寺を巡って御朱印を集めると記念品をプレゼントする取り組みを始めた。
４社寺は、「熊野三山」の一つ「熊野那智大社」▽同大社別宮の「飛瀧（ひろう）神社」▽西国三十三所観音巡礼の第一番札所「那智山青岸渡寺（せいがんとじ）」▽天台宗の寺院「補陀洛山（ふだらくさん）寺（じ）」。
町が製作した２０周年記念御朱印色紙に４社寺の御朱印を押してもらう。色紙は、那智勝浦町観光案内所（築地）▽南紀勝浦温泉旅館組合（同）▽大門坂駐車場観光案内所（市野々）▽那智駅交流センター（浜ノ宮）－の４カ所で無料配布している。
記念品は、那智川水系の水を使った飲料水の「熊野の水」（４９０ミリリットル）と、熊野産ヒノキを使った「ヒノキコースター」。御朱印を集めた色紙を那智勝浦町観光案内所で見せると、記念品２点がその場でプレゼントされる。
今回の取り組みは、町内の世界遺産を一人でも多くの人に訪れてもらうのが狙い。町観光企画課の担当者は「国内外の人に那智勝浦町の世界遺産の魅力を知ってほしい」と話している。
来年７月６日までだが、記念品がなくなり次第終了する。