茨城県石岡市下青柳のいばらきフラワーパークで季節限定のライトアップが来年1月13日まで行われている。現在はライトで照らされた秋バラの風景を眺めることができる。忙しい日常を忘れ、しばし幻想的な世界に浸ってはいかがだろうか。
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イベントは「ムーンライト ローズ ガーデン」と名付けられ、テーマは〝心あたたまる時間〟。生育されているバラは約800種で、猛暑の影響で例年より早く見頃を迎えた。マリーゴールドも満開で、秋バラと競うように咲き誇っている。
11月29日までが秋バラとマリーゴールドが主役の「フラワーイルミネイト」。同30日から1月13日まではクリスマスや新年を祝う「ウインターイルミネイト」と2つに分けて実施される。
東京都中野区から訪れた井上詩音さん(24)は、「バラとマリーゴールドがライトで浮かび上がり、昼間とは違った美しさがある」と見入っていた。
ディナー満喫も
期間中は週末を中心にさまざまなイベントが開かれる。ドライフラワーを選んでライトをボトルに入れる「光る! お絵かきボトルランタンづくり」(連日実施、参加費1200円)に挑戦して、園内で持ち歩きイルミネーションに参加するのもお薦め。マシュマロやベーコンを焚火であぶって食べられる〝焚火グルメ〟も人気だ。
ウインターイルミネイト期間中には限定で、レストランの個室キャビンで味わうディナーコースも初登場。1日1組が、プライベート空間で、ライトアップされたガーデンとグルメを楽しむことができる。
実施は11月30日から1月13日の木~日曜と12月24、25日。1人1万7800円(税込み)で入園料も含まれている。
新たな観光拠点に
担当者は「夕方から夜へと変わる山並みやライトアップされた花を楽しんでほしい」と話す。石岡市の谷島洋司市長は「いばらきフラワーパーク自体が素晴らしいが、周辺にもおいしい果物狩りができる場所など、いいところがたくさんあるのでぜひ、回遊してほしい」と観光の拠点となることを願っている。
点灯は午後5時から。営業時間は午後8時半まで(最終入園は午後8時)。
料金は大人1200~1500円(開花状況により変額)。火曜休園。問い合わせは0299・42・111。(篠崎理)