６月に大阪城音楽堂で開催された「全国高校軽音フェスティバル」で、海外カヴァー部門最優秀賞に輝いた大阪府立桜塚高校（豊中市）軽音楽部の部員らが、地元の「豊中かがやき大賞」を受賞した。
同フェスティバルに１３年連続で出場を果たした部員らは、グロリア・ゲイナーの「Ｉ Ｗｉｌｌ Ｓｕｒｖｉｖｅ」を披露。息の合った演奏で客席を盛り上げ、８年ぶりに最優秀賞に選ばれた。
同校で行われた贈呈式で、部員らが長内繁樹市長から表彰状などを渡された。ギターを担当した高垣森知さん（３年）は「地元から表彰されてとても光栄です」と笑顔を見せた。フェスティバルに出場するために結成された即席バンドだったが、「自信を持って演奏できた」と振り返った。ボーカルの榎木谷由奈さん（３年）も「英語の歌詞の意味を意識しながら楽しく歌えた」と話した。
同校によると、３年生の部員らは７月に部活動を引退し、残った１、２年生約８０人が活動している。高垣さんらは「僕たちがつないできた伝統を受け継いでほしい」と後輩たちにエールを送っていた。長内市長は「市とのタイアップでオリジナル曲を制作するなど、桜塚高校軽音部は地域に貢献してくれている。今後も若い感性で盛り上げてほしい」と話していた。