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知らないでは済まされない、就活でも問われるビジネスマナー プロが指南 就活の極意

産経ニュース 2024年8月1日 14時0分

就職活動では企業の方と接する機会が増えます。そこで評価されることの一つに〝ビジネスマナー〟があります。学校では教えてもらう機会が少ないため、「知らない」と感じる学生もいるかもしれません。しかし、知らないことが非常識になってしまうことがあるので注意しましょう。学校では通用していたことが、社会に出たら通用しないこともありますので、就職活動ではビジネスマナーを意識した行動を心掛けましょう。

悪い印象を与えないためにも

ビジネスマナーは、社会人が働くうえで必要とされるマナーです。ビジネスマナーの例としては、「挨拶をする」「時間を守る」「公私混同をしない」などがあげられます。ビジネスマナーを知らないと、仕事で関わる相手を不愉快にさせ、悪い印象を与えてしまうことがあります。そうなると、商談がうまくまとまらなかったり、社内でも協力が得られなかったりと、業務を円滑に進めるうえで多くの不都合が生じる可能性があります。

ビジネスマナーを身につけた社員が多ければ、不要なトラブルを避け、業務を円滑に進められるようになります。また、マナーを意識することは相手への敬意につながるため、仕事相手と良好な関係を築けるようになります。その為、採用時からビジネスマナーの有無は評価のポイントになっています。

最低限身につけておきたいビジネスマナー

(1)言葉遣い

言葉遣いは最も基本的なビジネスマナーです。あいさつや報連相(報告・連絡・相談)、電話やメールの応対など、言葉遣いはあらゆる仕事の基礎となります。相手に安心と信頼を与え、円滑にコミュニケーションをとるためにも、正しい言葉遣いを身につける必要があります。上司や取引先の方と会話する場合、敬語で話すのが原則です。これは面接の場でも当てはまります。丁寧語の「です」、「ます」を徹底し、状況に応じて尊敬語と謙譲語を使い分けるようにしましょう。

(2)身だしなみ

言葉遣いと同じくらい重要なビジネスマナーが、身だしなみです。ビジネスにおいては第一印象が重視されるため、常に身だしなみを整えておく必要があります。これは就職活動にも当てはまります。髪型が乱れていたり、シワだらけのスーツを着ていたりすると、取引先からの信用を失うリスクがあります。

身だしなみを整える際は、以下の箇所をチェックしましょう。

・髪:寝癖をとる。

・スーツ:シワをとり、シャツの襟を正す。

・ネクタイ:まっすぐに結ぶ。

・ボトムス:ズボンの場合、裾の長さを適度に保つ。スカートの場合、丈の長さが短すぎないように注意する。

・靴:汚れをとる。

・男性:髭をしっかりと剃る。

・女性:ナチュラルメイクを心がける。分かりやすいカラコンは避ける。

髪やネクタイは、毎朝鏡を見ながら確認すれば問題ありません。またスーツのシワや靴の汚れが見つかったら、時間があるときにきれいにしておきましょう。

心構えとして持っておくべきこと

社会人として、最低限持つべき「心構え」には、以下の点を挙げることができます。

・時間を守る:ビジネスの世界では、出社時間、アポイントの時間、会議の時間などに遅れることは許されません。時間厳守が必須です。

・自覚を持つ:報酬をもらう立場であることを自覚し、どんな仕事に対しても責任を持って臨むことが求められます。

・公私混同しない:ビジネスとプライベートは分けて考えるべきであり、公私混同することは仕事をするうえでタブーとされています。そのため、就職活動をしている中でも、特にOB・OG訪問やインターンシップ、選考会など社会人と接する機会ではプライベートの延長線上で物事を考えないようにしましょう。

以上は決して難しいことではなく意識すれば誰もができることです。しかし、セミナーや説明会、選考会を無断欠席する就活生が増えている話を耳にします。無断欠席は相手を不快にさせる行動のため、ビジネスの世界ではご法度です。学生間では許されるかもしれませんがビジネスの世界では許されない行動になります。これらは就職活動に限らず社会人になってからも自分の評価につながります。「就活生」である前に「人」として不快な思いをさせない行動や言動を心掛けるようにしましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

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