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千葉・習志野のパイプオルガン、CF開始 目標額は6千万円、1口500円からに変更

産経ニュース 2024年10月5日 10時38分

千葉県習志野市は建て替え予定の習志野文化ホールのパイプオルガンを再び設置するかどうかを決めるクラウドファンディング(CF)の受け付けを1日から始めた。31日まで。目標額は6千万円とした。多くの市民に応援してもらおうと、これまでは1口2千円からと予定していたが、1口500円からと変更した。CFのサイト、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)を通じ、受け付ける。目標額に達しなかった場合には、市は再設置せず、集まった全額を返還する方針。

市は当初、再設置には1億5千万円が必要だと試算していたが、9千万円で実施できるとする業者側の提案があり、既に市に寄せられた寄付金2千万円を充てるなどし、目標額を大幅に減らして対応することにした。

市は窓口での現金受け付けはしていない。現金で100万円超を支援する場合には、市総合政策課で専用の銀行振り込み方法を問い合わせる必要がある。047・451・1151(内線233)。

パイプオルガンは「音楽のまち」のシンボルとして、昭和53年に同ホールの開館と合わせて設置され、市民に親しまれてきた。大小3512本のパイプを備える。

宮本泰介市長は「現在、再建設に向け計画中の文化ホールの建設費は100億円を大きく超える見込みだ。さまざまな施策に多額の費用が必要となる今後、予算執行には費用対効果を見極める必要があり、パイプオルガンの再設置について検討を重ねた。CFで目標額に達しなければ再設置しない。心苦しい判断だが、理解と協力をお願いしたい」とコメントを発表した。

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