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八坂神社で観月祭、「中秋の名月」を愛でる

産経ニュース 2024年9月18日 11時40分

旧暦8月15日の中秋にあたる17日、京都府内の多くの寺社で観月祭が行われ、訪れた人々が雲のない夜空に浮かびあがった「中秋の名月」を楽しんだ。

京都市東山区の八坂神社では、月見団子やクリ、ナシなど観月祭用の神饌(しんせん)が並び、ススキが飾られた舞殿で神事が行われた後、神職によって和歌が披講された。主祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)がわが国で初めて和歌を詠み、歌聖とされることにちなんだ行事。今年は「秋の風」を題に、野村明義宮司や氏子らの和歌6首が、独特の節を付けて詠みあげられた。

その後、管弦や舞楽など平安の雅(みやび)な世界が再現されると、参拝者らは盛んにスマートフォンで撮影するなどしていた。(田中幸美)

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