大阪を代表する植物園の一つ、大阪府立花の文化園(大阪府河内長野市)に今月、モリフクロウの「福」が仲間入りした。フクロウを飼育する植物園は府内でも珍しく、愛らしい姿が来園者の注目を集めている。
福は5歳で性別は不明。体調の優れない日を除いて1日2回、園内の休憩室に登場する。性格はおとなしく、囲いなしで見られる。来園者が触ったり、写真を撮ったりしてもじっとしているという。飼育担当者は「かわいいだけでなく、顔が後ろに回るなど面白い動きをする。ぜひいろんな角度から観察して」と話す。
同園は植物と親和性が高い動物を展示する計画を進めており、ヤギの「ぶん太」(雄、6カ月)と「はな子」(雌、1歳7カ月)も導入。園内の芝生広場で飼育しており、餌やり体験などの準備も進めている。
動物の観覧、撮影は自由だが、入園料が必要。ヤギは常時、フクロウは午前11時半と午後3時半から15~30分程度公開している。問い合わせは同園(0721・63・8739)。