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群馬県内の路線価、34年連続首位の高崎駅西口、4年連続横ばい 平均は32年連続で下落

産経ニュース 2024年7月1日 15時12分

関東信越国税局は1日、相続税と贈与税の算定基準となる令和6年分(1月1日時点)の路線価を発表した。群馬県内では、再開発整備の進む前橋市の本町通りが9年連続の横ばいから上昇に転じ、1平方メートル当たり13万5000円で3・8%上昇。また、県内の最高路線価は34年連続でJR高崎駅西口の市道高崎駅・連雀町線となったが、同46万円と4年連続で横ばいだった。

前橋市は、馬場川通りの整備や駅前マンションの建設などが動き出したことに加え、路線価がもともと低かったことも影響した。全国の都道府県庁の所在地でみた順位は平成27年以降、45位が続いている。

草津町の名所・湯畑前は観光客数の増加を背景に、同10万円と1・0%上昇。ただ、スキー需要が高く海外からのマンション投資もみられる長野県の白馬や野沢温泉と比べると、上昇幅は小ぶりという。

一方で、都市部と、人口減や高齢化率の著しい郡部との二極化傾向は続いている。県全体の標準宅地の平均値は前年比0・5%下落した。32年連続で下落したが、下落率は前年より小幅となった。

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