フィリピン国籍の女性と日本人男性の偽装結婚を斡旋（あっせん）したとして、警視庁尾久署などは10日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で、愛知県幸田町、自営業、黒栁真輔被告（34）＝入管難民法違反罪で起訴＝と住所不定、無職、木村有宏被告（46）＝同＝を再逮捕した。木村容疑者は容疑を認め、黒栁容疑者は黙秘している。
2人の再逮捕容疑は共謀して令和4年9月15日、フィリピン国籍の女性に日本の在留資格を得させる目的で愛知県岡崎市役所に、日本人男性との虚偽の婚姻届を提出し、受理させたとしている。匿名の通報があり、署が捜査したところ、2人の関与が発覚した。
また同署などは偽装結婚の疑いで男女2人を逮捕。黒柳容疑者らがこの事件にも関与したとみて調べている。
同署によると、木村容疑者がフィリピン国内で日本で就労したい女性をスカウトして黒栁容疑者に紹介。日本人の男性との結婚を斡旋（あっせん）していたとみられる。