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「さらなる高み目指す」埼玉県知事賞の荻野愛菜さん 2024産経ジュニア書道コンクール

産経ニュース 2024年8月13日 17時32分

東京都美術館(台東区)で14日から21日まで開催される「2024産経ジュニア書道コンクール」(産経新聞社、産経国際書会など主催)で、所沢市の荻野愛菜さん(11)=同市立富岡小6年=が埼玉県知事賞に輝いた。

課題の字が「無我夢中」に決まったとき、荻野さんは思わず「これだ」と、わくわくした。普段から、筆運びでは「心を込めて、集中し、一気に字を書き上げることを心がけてきた」。そんな自身のスタイルは、課題の「無我夢中」の意味に通底するものがある。荻野さんは「きっといい作品が書ける」と直感した。

一気に書き上げると、完成した字にはバランスのよさが生まれるそうだ。「画や点から、墨が紙に触れていない白い部分に至るまで、一つの〝線〟としてつながる。そんなイメージです」と荻野さん。自身の気持ちを字に乗せ、流れと勢いを出せたことが作品に対する評価につながったと感じている。

書道との出会いは小学校1年春の授業だった。「うみ。そら。かもめ」。何度も練習して上手に書けるようになったことが自信につながり、もっと書いてみたくなった。

今回の受賞を機に、思いを新たにした。「書道ができる現状や、両親、指導者への感謝を忘れず、無我夢中の気持ちで書道を楽しみながら、さらなる高みを目指したい」(高橋天地)

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