京阪枚方市駅に直結する大型複合ビル「ステーションヒル枚方」（大阪府枚方市）に、約80店の専門店や飲食店などがそろう商業施設「枚方モール」が6日、オープンした。開店前から700人以上の客が長蛇の列を作った。
モールは1～5階（一部10月開業）。関西初進出となる屋内アスレチック施設「トンデミ枚方」や京阪沿線では初出店の雑貨チェーン「ハンズ」のほか、専門店や飲食店、スーパーなどが入った。ステーションヒルには、モールに先立ち開業した「カンデオホテルズ大阪枚方」なども入居しており、駅前再開発の中核施設となる。
オープニングセレモニーでは、京阪グループのイメージキャラクター「おけいはん」（8代目）を演じる三浦理奈さんらがテープカットに臨んだ。
列に並んだ市内の男性（65）は「（沿線の）樟葉（くずは）駅近くにもモールがあるが、より便利になった。どんな店が入っているか見てみたい」と話した。
一方、市民の利便性向上を目指し、市役所の窓口機能や子育て支援機能を集約した行政サービスフロアが今月17日、ステーションヒル内にオープンする。
同フロアは5、6階（計3300平方メートル）。5階には、転入・転出などに伴う手続きをワンストップで行う市民窓口センターが入る。待ち時間を減らし、書類記入の負担も軽減する。児童書が豊富な図書館も設置され、開放的な空間で読み聞かせや市民間の交流も可能だ。
6階は妊娠から子育てを切れ目なく支援する「まるっとこどもセンター」が入居。相談スペースのほか、健診用の診察室やキッズスペースを備えた。常駐の保健師ら専門職が子育て世帯のニーズに応えるという。