東京都千代田区の神田明神文化交流館で3日、東京司法書士会が主催する特別落語会「神田しほ亭」が開催された。
落語会は8月3日の「司法書士の日」にちなみ、今年4月に不動産の相続登記が義務化されたことを周知するため企画。人気落語家の立川談笑がこの日のために書き下ろした新作落語「終活問答」を披露し、資産を引き継ぐ〝いざというとき〟の備えを面白おかしく表現。約100人の客席は笑いに包まれた。
談笑とのトークショーでは、東京法務局の山口敬之局長が、所有者不明の土地が増え、社会問題になっていることから相続登記が義務化されたとの背景を説明。東京司法書士会の千野隆二会長は「無料相談もあるので、まずは近くの司法書士に相談を」と呼びかけた。
落語会の模様は8月10日午後1時から落語動画サブスク「産経らくご」で無料で視聴できるほか、東京司法書士会のYouTubeチャンネルでも配信予定。