山梨県最大の祭りである「信玄公祭り」の実行委員会は11日、甲府市で総会を開き、来年の第51回は4月4日から6日の日程で開催することを決定した。前回、前々回は新型コロナウイルス感染症の影響で秋の開催となったが、関係団体からの意見などを受け、これまでの武田信玄公の命日にちなんだ春の開催に戻すこととした。
51回はファミリー層をメインターゲットにした「家族で楽しめる信玄公祭り」をコンセプトとする。この中でオリジナル甲冑づくり、歴史が好きになる寺子屋などのコーナーも新設する。メインイベントである武者行列「甲州軍団出陣」は甲府市の舞鶴城、JR甲府駅周辺で5日に行う。
令和5年10月に開催された前回の第50回では、モデルで俳優の冨永愛さんが初めて女性として信玄公を務めるなどしたことで話題となり、3日間で過去最大の23万5000人の観覧客来場があった。51回の信玄公役については、選定に向けた最終調整をしており、年内にも発表する予定だ。