日々の料理で困ることの上位に挙がるのは、献立を一から考えることかもしれません。そこでおすすめするのが、「から揚げとコールスローサラダ」のように、あらかじめ主菜と副菜の定番ペアを決めておくこと。献立作りが苦手な人は、家族の好きな料理で3パターンほど作っておきましょう。
ちなみに私の定番ペアは「しょうが焼きとお雑煮」「鶏肉のグリルとポテトサラダ」「ブリの照り焼きと豚汁」などです。献立に迷ったら「このうちどれかにすればいいや」と思えるので気が楽です。
さらに、食卓が物足りないときにさっと出せる「お守り食材」があると、より安心できます。私の場合は温泉卵、はんぺん、カマンベールチーズです。そのままでもいいのですが、温泉卵はみそ汁やサラダにトッピングでき、ふわふわのはんぺんは酢の物や汁ものに追加すると食感の変化を楽しめます。チーズは電子レンジで加熱して野菜に添えれば、チーズフォンデュ風になります。
そのほか、鶏のむね肉をレンジで加熱して裂いた「蒸し鶏」や、同じくレンジにかけた「ざく切りキャベツ」も便利。おかずのボリュームを出したり、簡単に一品増やしたりできるので、食卓が少し華やかになります。冷蔵庫にあると心強いですよ。 (知的家事プロデューサー 本間朝子)