明治は17日、原材料価格の高騰などに伴って、人気チョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」の内容量を5月発売分から減らすと発表した。1個の大きさは変更せず、個数を少なくする。価格は据え置くが実質的な値上げになる。
「きのこの山」は74グラムから66グラム(約11%減)に、「たけのこの里」は70グラムから63グラム(10%減)になる。5月20日発売分から適用される。
この他、えびグラタンなどの冷凍食品(2月1日出荷分から)、ザバスなど粉末プロテイン類(3月1日出荷分から)、北海道十勝スライスチーズなどチーズ(同)を含む計114品については、値上げする。値上げ幅は約4~33%。
同社は原材料価格の世界的な高騰に加え、社会情勢などに伴うエネルギーコストの上昇などで、製造・流通に関わるコストが上がっていると説明。現状価格での販売継続が難しい状況になったとしている。