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就職活動のモチベーションをどう維持する? やる気が出ないときの対処法 就活リサーチ

産経ニュース 2025年1月22日 7時30分

現在大学3年の学生にとっては、今年がいよいよ就職活動(就活)の本番となります。今回は、就活をくぐり抜けた先輩たちが振り返って語った「モチベーション維持」の苦労について紹介します。参考にして、自分なりの対処法を考えてみましょう。

長期化で「燃え尽き」も

間もなく卒業する大学4年生や大学院生を対象に、就活を振り返って大変だったことを尋ねた昨年10月の調査では、約4割が「モチベーションの維持が大変だった」と答えました。

寄せられたコメントを見ると、モチベーションの低下を招く要因は、大きく3つありました。

1つ目は、就活の長期化です。近年は3年生の春夏から準備を始めたり、前哨戦ともいえる夏季インターンシップなどに複数参加したりする学生もいます。その結果、早めの時期に燃え尽きてしまうこともあったようです。

選考結果に振り回されないで

2つ目は、選考結果に左右され、意欲の低下を招くケースです。売り手市場とはいえ、人気企業の倍率は高く、選考を通過できないことも少なくないでしょう。

選考を通過できない状況が続くと、「どうせ次も落ちるのではないか」などとあきらめ、やる気が起きなくなってしまう人も少なくないようです。中には、これまで何度も接点を持ち、手応えを感じていた企業から「縁がなかった」と告げられることもあります。「もっと自分に適した企業があるのか、探すのは大変」「改善する方法が分からない」。そんなふうに感じて行き詰まり、モチベーションが下がってしまう場合もあるようです。

反対に、インターンシップや早期選考であまりに早く内定を得て、モチベーションを保てなかったという声もありました。たとえば、最も志望度の高い企業の選考はまだなのに、入社してもよいと思える企業から先に内定をもらえたというケースです。納得して就活を終えられるならモチベーションは維持しなくても問題ないのですが、そうではないのなら結果に惑わされないようにし、後悔しないように取り組みましょう。

体調管理に注意して、リフレッシュも

最後に挙げるのは、体調不良です。風邪などで予定していた就活関連イベントや選考などに参加できなくなると、その分、後れをとったと感じ、気にして落ち込む人もいるようです。これから寒さが厳しくなり、忙しさも増していきます。体調管理にはより一層注意を払ってください。

では、モチベーションが下がってしまったとき、先輩たちはどう対処したのでしょうか。調査に寄せられたコメントを見ると、家族や友人、大学のキャリアセンターの担当者に話を聞いてもらったり、いったん就活を離れて気分転換したりしていたようです。

これから本番を迎える就活では、行き詰まったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そんなときの気持ちの立て直しに役立ててみてください。

(キャリタスリサーチ 松本あゆみ)

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