青森市の青龍寺で15日、年末恒例の「昭和大仏」のすす払いが行われ、関係者が今年一年の感謝と平和への願いを込めて雪化粧した大仏のほこりを落とした。
昭和59年に造立された昭和大仏は高さ約21メートルと、青銅座像では日本一の大きさを誇る。この日は、宮大工と同寺の職員合わせて8人が作業に当たり、長さ約6メートルの笹竹を使って一年間でたまったほこりを払った後、ポンプで放水して汚れを落とした。
織田隆全副住職は「今年一年間の大仏様のご加護に感謝するとともに、巳年の来年はヘビのように脱皮して良い年になることを期待したい」と話した。
すす払いが終わり、同寺では正月三が日の参拝者を迎える準備が本格的に始まる。