「なにわの台所」として知られる大阪市中央区の黒門市場は年の瀬の30日、年越しや正月準備の食材を求める買い物客らでにぎわった。
店先には、カニやタイといった鮮魚類のほか、おせち用の食材などがずらりと並び、買い物客が次々とお目当ての食材に手を伸ばした。
フグ専門店の老舗「みな美」に勤める高岡正人さん(64)は、「常連のお客さんも顔を出してくれているけれど、今年はインバウンド(訪日客)がとても多く感じる」と驚いた様子。同店では白子入りの2キロ以上のフグが売れ筋だといい、「大きなフグで新年を景気よく迎えてほしい」と話していた。