千葉県君津市は、30日に市民体育館で開かれる「スポーツ・レクリエーション祭」に新たな種目にボッチャを加えた。同市出身でパリ・パラリンピックに出場するボッチャ選手の広瀬隆喜(たかゆき)選手(39)(西尾レントオール所属)の活躍を願い、冠に「広瀬杯」と付けた。
ボッチャは白色のジャックボール(目標球)に赤色と青色の球を相互に6球ずつ投げ、いかに近づけるかを競う。
広瀬選手は脳性まひなどの障害が軽いクラスに出場する。今年1月にパラ五輪への代表選考を兼ねた日本選手権を制し、パラ五輪出場を決めた。
市はそんな故郷の誇れるパラアスリートの広瀬選手を応援し、障害者スポーツにもより関心を持ってもらおうと、「広瀬杯」を新設し、スポーツ祭を盛り上げることにした。
30日には13チーム計45人がエントリーした。参加者らは会場に用意された横断幕にそれぞれ広瀬選手への応援メッセージを寄せる。
横断幕は8月5日に市役所で行われる壮行会で、広瀬選手に直接、手渡される予定だ。