東京都江東区のお台場青海地区の特設会場で1日開幕した「SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2024 in お台場」と「発見!ふくしまお魚まつり」は、ともに「おいしく食べて応援しよう」がテーマになっている。
東日本大震災からの復興に向けた新たな特産品にしようと、福島県葛尾村は陸上養殖で育てられたバナメイエビを使ったパエリアを直径1・5メートルの巨大鍋で200人前を調理して販売。同県富岡町のブースでは、地元で水揚げされたヒラメと震災後に栽培拡大に取り組んでいるタマネギを使ったカルパッチョ500食を無料で試食提供した。
中国が日本水産物の輸入を停止した影響を受けているホタテの消費拡大を目的に、ホタテの握りずし500食も無料で提供された。カルパッチョとホタテの握りずしの提供は2日も行われる。
開会式に来賓として出席した輿水恵一復興副大臣は「福島の旬で新鮮な水産物を実際に食べてもらうことが福島の魅力を伝えることになる。たくさん食べて応援してほしい」とあいさつした。