大阪府内の中小企業による脱炭素に向けた取り組みを表彰する「大阪脱炭素ビジネスコンテスト2025」が27日、大阪市中央区の大阪産業創造館で開かれた。1次審査を通過した10社が公開プレゼンテーション審査に出場。「環境配慮型省エネシステム」を発表した「未来のコト」(八尾市)が最優秀賞に選ばれた。
コンテストは大阪商工信用金庫などで構成する実行委員会が主催。同信用金庫の多賀隆一理事長は「次の世代に自然環境を残すために脱炭素の技術をビジネスにつなげなければならない」と話した。
優秀賞は「合成バイオ技術を活用した化学品生産」を発表したマイクロバイオファクトリー(大阪市)が、特別賞は「段ボール保冷ボックス」を発表した多田プラスチック工業(藤井寺市)がそれぞれ受賞した。