阿部俊子文部科学相は10日の閣議後会見で、選択的夫婦別姓(氏)をめぐり、産経新聞社が小中学生を対象に行ったアンケートで、家族が別の名字になることに約半数が「反対」と答えたことについて、「夫婦別姓に関しては、文科省の所掌を超える。アンケート結果に関する見解も含めて述べることを差し控えたい」とした。
夫婦別姓になると必然的に親子別姓となり、兄弟別姓となる可能性もある。小中学校での児童生徒への影響も懸念されるが、「教育現場における対応については、具体的にどのような制度が導入されるかという議論が深まる中において検討していく」と述べるにとどめた。