東京・六本木ヒルズ内の商業施設「けやき坂コンプレックス」の屋上庭園で11日、六本木ヒルズで働く従業員の家族や近隣住民らによる餅つきが行われた。都会の真ん中にある地上45mの憩いの場で、参加した親子らが法被姿で力いっぱい杵を振り下ろした。
餅つきは六本木ヒルズの開業時から開催され、今年で21回目。この日は135人が参加した。屋上庭園では春に田植え、秋には稲刈りの体験イベントも行われている。
餅つきでは平成18年以降、さまざまな自治体とのコラボレーションが行われている。今回は、昨年に続き鳥取県と連携し、同県産のもち米「ハクトモチ」が使用された。
また、3月に鳥取県立美術館が開館することを記念して、色鮮やかなあんこが提供され、出来上がった餅に彩りが添えられた。
「よいしょ!」の掛け声で餅をつく子供たち。港区の山本光咲(みさき)ちゃん(4)は「楽しかった。もちもちしていておいしい」とつきたての餅をほおばっていた。(文・写真 斉藤佳憲)