4日からの大雪で家屋倒壊の恐れがあるとして、新潟県は7日、同県阿賀町に災害救助法を同日付で適用したと発表した。自力で除雪ができない高齢者世帯の住宅などを対象に町が実施した除雪の費用を、一軒当たり13万8700円を上限に国と県が折半で負担する。
気象庁によると、阿賀町津川では同日午前11時までの24時間に48センチの降雪があった。同午後2時現在の積雪深は171センチと、平年の2倍以上となっている。
強い寒気の影響で、県内では9日にかけて、山沿いを中心に平地でも大雪になるところがある見込み。
一方、県は同日、豪雪災害対策本部(本部長・花角英世知事)を設置した。県危機対策課によると、当面は県内各地の状況について情報収集し、今後の対応に万全を期すという。