正月を控えた26日、大津市の石山寺で餅つきが行われた。できあがった鏡餅は30日に境内の諸堂に供えられ、迎春準備が整う。
同寺の僧侶や職員、地元観光協会の会員ら約30人が参加。約112キロのもち米を石臼でつき、手際よく餅を丸めて鏡餅を作った。
同寺の鏡餅は、餅やミカンを交互に重ねるなどして釈迦の骨を納める「仏舎利塔」をかたどった独特のもので、境内113カ所の諸堂に供えられる。
餅つきを見守っていた鷲尾龍華座主は「例年通り、餅つきができ、ありがたい。大河ドラマ『光る君へ』の影響で今年はいつも以上に多くの参拝者があった。来年も穏やかな年になってほしい」と話した。