来年の干支(えと)の「巳」が描かれた巨大な「大絵馬」が25日、松尾大社(京都市西京区)に設置され、境内は一足早い迎春の雰囲気に包まれている。
昭和58年から続く恒例行事。高さ3・2メートル、横5・5メートル、重さ約90キロの超大型の絵馬で、この日は早朝から作業が始まり、約4時間かけて設置された。
今年から原画を担当するのは京都市出身の日本画家、戸倉英雄氏。来年の巳年を踏まえ、蛇を中心とした勇壮なデザインに仕上げた。絵馬の一部には授与所で授与される絵馬とは異なる色付けが施されているなど、工夫も凝らしている。
権禰宜(ねぎ)の進藤恵太郎さん(27)は「来年1年を平穏に過ごし、飛躍する年にしてほしい」と願いを込めた。
大絵馬の設置は来年3月末までの予定。(渡辺大樹)