大阪・関西万博開幕100日前の3日、大阪市此花区の万博会場に隣接した特設コースで「大阪・関西万博開催記念 夢洲(ゆめしま)ファンラン」(産経新聞社など主催)が開催された。10キロと2025メートルの2種目にランナー計約4千人が参加。万博のシンボル「大屋根リング」や建設中のパビリオンを間近に眺めながら〝走り初め〟を楽しんだ。
主催する大阪陸上競技協会の松本正義会長による「一生に一度の大会。ぜひ良い思い出に」という激励を背にランナーがスタート。万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に扮(ふん)したランナーらが、4大会連続五輪出場の福士加代子さんらゲストと笑顔でハイタッチしながら一足先に万博を体感した。
青空の下、10キロの部に参加した大津市の会社員、中川恒(ひさし)さん(49)は「万博会場が一望できる橋からの眺めが最高だった。万博がより楽しみになった」と汗をふきながら話していた。