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長谷川岳参院議員に札幌市幹部職員が反省文を提出 秋元克広市長「尋常ではない」

産経ニュース 2024年6月20日 18時20分

自治体職員などに対する威圧的言動が指摘されている自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)への対応を巡り、札幌市の幹部職員が1月に長谷川氏へ自主的に反省文を提出していたことが分かった。秋元克広市長は20日の定例会見で「尋常ではない。なぜここまで、という思いがある」と指摘し、長谷川氏に対して3月に申し入れを行った際に「そこも含めて話をした」と述べた。

市によると、長谷川氏に反省文を提出したのはGX(グリーントランスフォーメーション)部門の幹部職員。1月22日に同政策に関する国への提案書提出のため上京。23日にGX政策で関わりがあった長谷川氏と面会した際、手続きなどの不手際を厳しく叱責されたという。

幹部職員の出張は当初1泊2日の予定だったが「市の事業推進に影響があっては困ると考えたのだろう」(市幹部)として、反省文作成のため急遽(きゅうきょ)延泊。A4サイズで両面2ページにわたり改善方法などを記した反省文を自主的に作成し、24日に参院議員会館に出向いて提出したという。

秋元市長は会見で「(幹部職員の)他の用務がどうだったかは承知していないが、仮に延泊せざるを得ない状況であればそのこと自体も不適切」と指摘。幹部職員について「本当につらい判断だったのではないか。その行動に出ざるを得なかったということは、長谷川参議からの言動に威圧的な状況があったと言わざるを得ない」と語った。

秋元市長によると、3月に対応を改めるよう申し入れをした際、長谷川氏からは「これまでのことをリセットして対応を改める」との返答があったという。

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