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おいしく環境課題を解決へ 京都女子大で学生開発メニュー提供始まる

産経ニュース 2024年9月24日 13時52分

地球温暖化をはじめとする環境課題の解決に向けて、京都女子大(京都市東山区)の学食で24日、植物由来の食品と京野菜を使ったメニューの提供が始まった。地域の支援を受けた学生が考案し、栄養価の高い一品が完成した。10月25日まで週替わりで計5種類の献立を提供する。

献立には、大豆ミートや豆乳ホイップといった植物由来の原材料「プラントベースフード」を使用。肉や魚の動物性食材よりも環境負荷の低減が期待できるという。また山科なすやシロナといった近場で収穫された京野菜をふんだんに使い、輸送に伴う二酸化炭素排出の抑制もねらう。

食物栄養学科の学生が卒業研究の一環として企画。地元農家や企業からの協力を得ながら、今年2月から試作を繰り返してきた。

提供されるメニューはタコライス、キーマカレー、ハンバーガーなどで、開発した学生は「野菜を多く使い、栄養価の高い献立に仕上がった。味付けは野菜が苦手な人でも食べやすく工夫した」としている。

同日から提供が始まった「新鮮!水菜とトーフミートのタコライス」を食べた京都女子大4年の坂本美月さん(21)は、「トーフミートに違和感がなく、肉のように味付けされていて食べやすい。野菜が新鮮でおいしいです」と話した。

考案されたメニューは1日30食限定で、いずれも600円。学食は一般利用も可能。(堀口明里)

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