小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」成分を含むサプリメントによる健康被害情報への対応に関するワーキンググループ(WG)の第1回が18日、厚生労働省で開かれた。WGでは、小林製薬の紅麹を使用した機能性表示食品(3製品)に係る健康被害情報について、食品衛生法に関する今後の対応などを議論した。
WGは医師らで構成。同省に集約された健康被害事例に関して、製品摂取との関連を分析する。企業の知的財産などが開示されることから、冒頭以外は非公開とされた。
紅麹サプリ問題は、摂取した人の腎障害が多く報告され、厚労省が5月の食品衛生監視部会で機能性表示食品などの健康被害情報を分析し、行政措置の要否を検討する小委員会の設置を決定した。WGは小委の下に置かれた。専門家らで議論する。