源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る和歌山県白浜町の三段壁洞窟で、投影機で星空を壁や天井に映し出す「星降る洞窟ナイトウォーク」が始まった。来年2月までの土曜日と翌日が休日の日曜日、年末年始に実施する。
運営会社の「三段壁洞窟」が秋から冬にかけての魅力を加えようと令和4年から行っている企画。
三段壁洞窟の営業は通常午前8時~午後5時で、この企画は午後5時~7時に実施。地上から約36メートル下のエレベーターホールでは、無数の星が天井や壁に浮かび上がり、オーロラや流れ星も現れる。幻想的な光景に、訪れた人たちは足を止めて見入っていた。
京都市伏見区の大学生の男性(20)は「すごくリアルで圧倒された。また来たい」と話していた。
運営会社の新藤正悟社長は「普段は見られない夜の洞窟の魅力を楽しんでほしい」と呼びかけている。