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大阪勢5校が全国切符 アクシデント、関西初の快挙、ドラマ詰まった地区GP大会 スニーカーエイジ

産経ニュース 2024年8月16日 23時13分

大阪市中央区の松下IMPホールで16日に開催された「第4回全国高校軽音楽部大会 we are SNEAKER AGES」(産経新聞社、スニーカーエイジ実行委員会主催、大阪芸術大学など協賛)関西地区グランプリ大会。グランプリに輝いた大阪ビジネスフロンティア高をはじめ、府勢から近大付、枚方市立招提中、阪南大高、芦間と計5校が全国切符を勝ち取った。

大阪ビジネスフロンティア高はYOASOBIの「アイドル」を披露。途中で、スネアドラムが破損するトラブルに見舞われたが、3年生でベースを担当する部長の福島花音さん(17)は「リズムを取り続ける姿に、完璧でなくても続ける気持ちが伝わった」と全員で演奏をやり遂げた。

アクシデントをはねのけてのグランプリ受賞。2年生でコーラスを務めた簾葡月(すだれほづき)さん(16)は「しんどい時もあったけど、それが報われた。めちゃくちゃうれしい」と喜びを爆発させた。

伝統的に洋楽を選曲してきた近大付は、レディー・ガガの「Enigma」で準グランプリを獲得した。青いドレスのメインボーカルを中心に息があったステージパフォーマンスで会場を沸かせた。2年生の部長、坂口景康さん(16)は「良い演奏ができ満足。もっと感情を伝えられるものに仕上げていきたい」と語った。

大会では中学校のエントリーも受け、招提中が関西初の中学校の全国進出校になった。ヨルシカの「負け犬にアンコールはいらない」を披露し、かわいらしいアクションを加えながらも、青春の苦しみを表現したメッセージ性ある曲を歌い上げた。3年生で部長の杉本華菜さん(14)は、「勝ってやると思い出場した。みんなで全国に行けるのがうれしい」と笑顔をみせた。

出場校のうち、同志社香里は自分たちで作詞、作曲したオリジナル曲「クレイジー・エッジ」で挑んだ。間奏でギター、ショルダーキーボードなど各パートの見せ場を織り込んだロックソングで観客を圧倒。受賞こそはなかったが、3年生の部長、東口莉緒さん(18)は「各自の個性を出せるよう音色を際立つソロパートをアレンジした。楽しいステージにできた」と満足げだった。

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