６月に東京都で開催された「第７３回全日本大学野球選手権大会」で、創部初の４強入りを果たした天理大学硬式野球部の選手たちが、奈良県天理市役所を訪れて並河健市長に報告した。
同大硬式野球部は昭和２１年に発足し、阪神大学野球連盟に所属。全日本大学野球選手権大会への出場は今回が１０回目。２回戦で八戸学院大に１１対１でコールド勝ちし、準決勝へ駒を進めたものの、今年の優勝校である青山学院大に１０対２で敗れた。
４年生の下林源太・前主将は「部員皆が対話を心がけることで力に変えてきた。先輩たちが培ってきた環境が初のベスト４に導いた」と話す。また、今大会で７打席連続安打を記録し特別賞に輝いた４年生の石飛智洋選手は「この大会を糧に秋季シーズンも戦っていきたい」と笑顔を見せた。
並河氏は「関東勢が強い中、ベスト４はとてもうれしい報告。選手の皆さんは、野球で学ばれたことを今後の人生で役立ててもらいたい」と喜んだ。